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Vol.9 環境問題とPMG -アメリカ出張を振り返って その1-

「ITのCO2排出量(注釈1)が、飛行機の出す排出量と同じ2%だってこと、知っている?」

 

事のきっかけは、この問いかけからであった。飛行機の出すCO2排出量は、とても多く感じる。なにせ世界中で何機飛んでいるか分からないが、ジャンボジェットの排出量だけでも相当ありそうだ。振り返ってITと言えば、「そう、確かに。」と思う節もある。人間様は、エコだと言って、オフィスの冷房は夏でも27,8度だったりするが、サーバー様は、隔離された部屋で18度の部屋(実際に入ってみると、とても寒くて長居はしたくない状況だ)で素晴らしいパフォーマンスをあげておられる。こんなフロアがビル全体あったりすると、一体電気代だけでどれくらいになるであろう?ましてやIT化は今後益々進むであろうし、この過保護な環境設定は変わらないであろう。ITは全て電気によって成り立っている。やはり2%は真実味がある。

 

で、あれば、最近グリーンITと言われるような取り組みをすればいいのであろうか?なんとも納得感が無い。一体どれだけのIT機器にエネルギーの無駄があり、最適化できるであろうか?深夜電力を使ってERPのソフトは動かせないであろうし、インターネットのアクセス量がいきなり30%減り、サーバーやデータベースの量が等しく削減できるとは思えない。

 

そんな折、知り合いのアメリカ人がグリーンビルディングのビジネスを始めたと言う。緑のビル?不思議な響き・・・。よく調べてみると、確かに取り組みとしては意義のあることだ。Greenは日本ではエコや省エネ、といった方がピンと来るかもしれない。つまり、ビルの省エネ化、環境に対する負荷をビル全体で取り組む、そのコンサルティングをしているようだ。LEEDという評価制度も確立されている。そのサステイナビリティ(Sustainability)のレベルによって、プラチナ、ゴールド、シルバーとランク付けされている。

 

ちなみに、サステイナビリティとは、日本ではめったに聞かない言葉であるが、アメリカではエコに相当する?言葉のようだ。持続可能なエネルギーを使うことで、環境に対する配慮をしようというもの。風力発電や太陽光発電などがこのサステイナビリティに該当する。

 

しかし日本人ほどエコに対してまじめに取り組んでいる国民はいないであろう。なにせこちらは島国のゆえ、全ての資源が「もったいない」、の対象である。新聞では色々な取り組みが毎日紹介されている。しかし何か取り組みがバラバラな気がするし、組織だった戦略や認知度が低い。

 

そこに行くとアメリカの取り組みは、力がある気がする。これまでアメリカがエコの取り組みなぞしているのか?くらいの意識しかなかったが、もし彼らがそういう意識を強く持てば、すごいことになる気がする。実際、オバマ大統領の演説を聞くと、相当そのことが意識されている。これは取り組みとして、アメリカに近々負ける。日本の取り組みとは別に、違った形として日本も影響を受けよう。そんな直感が働いた。

 

百聞は一見にしかず。まずはアメリカでの取り組みを参考にしようと思い、彼に会うことにした。PMGのサービスとしても、環境関連のプロジェクトを行う必要性が、今後発生する可能性だってあろう。ITとPM、グローバル。これがPMGの掲げるキーワード。今後はGreen、エコ、サステイナビリティ、こんな領域も重要なサービスとなるに違いない。
(続く)

  

※注釈1  CO2排出量:全世界の二酸化炭素の排出量

 

文責:木暮