グローバルのヒント
木暮知之のインサイト
ここが知りたい、PM Global イマーシブ・リアリティ研修™―導入前の不安と疑問に答えます―
新しいことに踏み出すには勇気が必要です。没入する体験を社内研修に取り入れる手法には一般的ではないため「やってみたい気持ちはある。でも、本当にうまくいくのか不安」そんな声を、これまで何度か聞いてきました。今回はこれまでに聞いた代表的な不安の声を紹介するとともに、PM Global イマーシブ・リアリティ研修™がどのように対応できるかをご案内します。
Q:うちの規模でも対応してもらえますか。
A:はい、対応できます。
事前にヒアリングをし、「役割への没入設計」「シナリオ分岐型の体験設計」「参加者の感情の動きまで前提にした設計」を行います。人数が多いなどの制約(30名以上になると、意思決定のスピードや役柄の没入感に影響が出る)については、運営スケジュールや役割分担、時間・物理的な準備によって調整を行います。
Q:戸惑う参加者が社内で出ないか心配。
A:没入型の研修に参加するのは未経験の人がほとんどですから、参加者が「役割を演じる」「自由進行」「即興での反応」などに対して戸惑いを感じるのは当然です。それを踏まえて、ヒアリング段階で参加者の属性(年齢層・経験・業務スタイル)を確認し、設定シノプシス(役割設定・場面設定)を慎重に設計しています。無理に「演じさせる」のではなく、自然に役割に入れる設計を大切にしています。
Q:成果が見られるのに時間がかかりますか。
A:個人差がありますが、「気づき」「他者視点」「コミュニケーション・行動変化」の契機を作る点がこのサービスの強みですので、マインドセット(考え方・思考のクセ)が変わることで、「すぐに行動に移せたり、態度を改められた」という声をいただくことが多いです。終了直後のアンケートでは「忘れられない研修になった」「相手に接するときの心構えが変わった」といった感想もいただきますが、現場に戻ってから研修内容をどのように生かすかの計画を立て、数週間、数カ月と時間を置いて振り返ることをお勧めします。
Q:予算が限られている。費用対効果は期待できるのか。
A:費用対効果を実感するには、次の3つが効果的です。
① 事前に目的・KPIを設定しておく
→研修前に「何をどう変えたいか」を決めて臨む。目安として小さな変化を可視化するようにすれば(例:月1回だった会議体が、必要に応じて週1回起こるようになった、上司との1on1の頻度が増えた)参加後の効果を測定しやすくなります。
② フォローアップを組み込む
→いわゆる「やりっぱなし」では、学び効果は持続しません。習慣化するために、研修から継続的に自分の行動を振り返る時間を設け、長期的な効果測定を行うことが重要です。
③ スモールスタートで検証する
→いきなり大規模に実施する前に、少数・短時間の「パイロット版」を実施し、内容と反応を見極めながら規模を拡大していくのも1つの選択肢です。次回に向けた微調整ができて効果が定着する可能性が高まります。
不安といっても規模や時間的な制約、心理的な負担から効果の実感までさまざまです。事前のヒアリングによる最適な設計のほか、小さく始めることなど、それぞれの課題に応じた進め方が可能です。
没入感と研修と融合させたサービスですから、初めて耳にする方も多いかと思います。試す前に不安があるのは、ごく自然なことです。小さく始めたい方も、お気軽にご相談ください。(了)

いかがでしたか。PM Global イマーシブ・リアリティ研修™について、もっと知りたい方はこちらからお気軽にお問い合わせください。
※「PM Global イマーシブ・リアリティ研修」は商標登録出願中です。