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グローバルのヒント

木暮知之のインサイト

2026年5月19日

プロジェクトへの熱き想い― 最後は「意志あるところに道は開ける」

先日、『新プロジェクトX〜挑戦者たち〜』を観た。タイトルは「大谷翔平 二刀流誕生 〜“はぐれ者”たちが野球の歴史を変えた〜」。二刀流誕生の裏側にあった挑戦と葛藤が描かれていた。

 

興味深かったのは、単なる戦略論や技術論ではなく、その発想や実現に向けた関係者たちの“想い”に焦点が当てられていたことである。番組では、さまざまな困難が紹介される。当初結果が出なかったことへの批判、大谷翔平という選手を特別扱いすることによるチーム内の軋轢(あつれき)、投手と打者を両立させるためのフィットネス管理――。それぞれの関係者が、強い意志を持って実現に向けて努力していた姿が印象的だった。

 

我々が関わるプロジェクトでも、常に何かしらの問題が起こる。納期に間に合わない、品質が思うように上がらない、人員が不足する、予算がオーバーする――挙げればきりがない。

 

もちろん、諦めることは簡単である。しかし、どのプロジェクトにも「やらなければならない理由」があり、「次の成長につながる価値」がある。だからこそ、簡単に匙(さじ)を投げられるものではない。

 

最後は、やはり意志の強さなのだと思う。日ハムの関係者たちもそうであったように、多くのプロジェクトでは最後に“意志”が試される。

 

困難に直面しても、意志があれば、それを乗り越える知恵が生まれる。未来を切り拓く力にもなる。そして何より、自分自身のモチベーションになる。

 

我々のプロジェクトがテレビで取り上げられることはないかもしれない。それでも、ひとつひとつの現場には、番組に登場する人たちと同じくらいの熱量と想いがあると私は思っている。

 

そうしたプロジェクトを仲間とともに前へ進めていくことに、私は大きなやり甲斐と喜びを感じている。(了)

 

強い意志は、困難を乗り越える力になります。